あんたがたどこさ♪ (*´∇`*)

 

永尾駒製作所の、「肥後守」。

ガキの頃からお馴染みのお姿、肥後守です。

 

言わずと知れた、日本のスリップジョイント・ナイフの代表格ですね。

他の小刀としては、これもお馴染みの「切り出し」が有りますが、これはまた別途で。

肥後守タイプも、切り出しタイプも、世界中で有名であり、愛されています。

 

簡素にして、抜群の切れ味、日本刀に通じる小刀です。

 

これのスペックですが、

 

青紙割込みの、スパインは酸化鉄由来の黒(プッコにもよく有りますね)の、

ブレードです。ポイントがシャープ、惚れます♪

割込み技術は、ナイフ好きの方なら、Cold Steelの「サンマイ」とか、

M-CUSTAのVG10の多層鋼とか、に見られる、日本の日本刀由来の技術です。

カタい高炭素鋼(この子は青紙)を芯にして、ヤワめの低炭素鋼でくるんだ、

「よく切れるけど折れない、柔軟で頑丈なブレード」になっています。

ダマスカスの手法も形は違うけど、同じですね。鋼を多層化して柔軟でシャープな

ブレードになっている。

 

 

全長110mm弱、ブレード長70mm弱、ポケットナイフの大きさです。(大きさ:中)

(ラッキーとの比較Photoご参照ください)

ブラスのフレームには、ランヤードが付けられるホールも付いてます♪

 

特筆しておきたいのは、和鋼でも「切れる」と評判の高い「青紙」のこと。

他に白紙、黄紙なんてのが有りますが、長くなるのでGGって下さいww

日本刀関係でも大変大きな存在である「日立金属安来工場」殿が、

製造する、刃物向けの高炭素鋼です。日本の誇り、と言ってもいい。

玉鋼が、芸術品みたいな価格で日本刀になり、金持ちでもない人間には、

手を出せない現在、日立金属安来工場は我々の強い味方ですww

 

肥後守は高炭素鋼が主役のカーボンブレードなので、

手入れは必須です。

砥げば超シャープで、それこそ日本刀を思わせる素晴しさですが、

手入れを怠れば、錆が来ます。ご注意を。

 

・・こんな素晴らしいポケットナイフが、2,000円~3,000円で買えるんですから、

日本人の私らは、とても恵まれています。

永尾駒製作所殿に、敬意を払うと共に、連帯感を覚えます♪ ∠(`・ω・´)

 

 

ではでは、Stay sharp! (*´∇`*) bonne nuit!