US、幻想の国

広大な前庭

巨大なGEのフリッジ

でかい瓶入りのミルク

芝刈り機で、家族の手伝い

網戸の付いた家のドア

ガレージには、シボレー(昔の)コルベット

ガレージには作業台、工具、壁に掛けられたハンティング・クロスボウ

前庭に投げ出された新聞

犬の散歩

モノクロのTVでやっているのは~

「フェリックス・ザ・キャット」

「パパは何でも知っている」

「ボナンザ」

名犬ラッシー

「ルーシー・ショー」

「アンディ・ウイリアムズ・ショー」

「コンバット」

FBI

「77 Sunset Strip」

・・・・・・

 

昭和30年(敗戦後10年)生まれの俺のガキの時代、

USは、フェアな、明るい、輝く別世界に見えた。

宝物は、オヤヂが銀座の金太郎で買ってきてくれた、デカいGIのJeepの玩具。

 

しかし、小学校、中学校と育っていくうち、

USは、冷戦、レッド・パージ、ヴェトナム戦争、政治家の数々の醜聞などなど

・・・病んでおり、決して「夢の国」ではない事を学んで行く。

 

敗戦後日本はボロボロだった。

政治家、893、が社会の裏で「いかに金を稼ぐか」、を競っていた頃だ。

(基本的には、現在も全く変わっていない)

GHQも日本を引き上げる前にはシレっと、荒稼ぎをしていった。・・・

 

「普通の生活」をしているパンピーを、

洗脳し、脅し、徴兵し、戦地に送り(殺し)、

敗戦後も、なおも自分の地位の保全を第一に考えていた方々・・

「国民の生活」など二の次だった。

戦争で「故郷の為」「肉親の為」力を尽くして亡くなられた方々に、

何の敬意も、尊敬も抱かず、こころから詫びもせず、政治上の保身に走る「政治家」。

 

日清、日露の戦勝で調子に乗り

資源も、金も、生産力も無いまま、まんまと狡猾な敵の戦略に乗り開戦、

敗戦後は、自国を金儲けの狩場としてしゃぶる。

 

いい加減、うんざりしてきた。

この国に「明るい未来」は、無いと思う。

 

今出来る事は、「現状より酷い状態にならないよう、いかに努力するか」を

考える事だけだ。

 

一つ言えるのは、国の中枢を牛耳っている「政治家諸氏」を

なんとかしないと、「国」として、もう保たないのでは?という危機感がある、

・・・ということ。

 

だからどうするのよ?って聞かれても俺には回答するアタマも、チカラもない。

ケ・セ・ラ・セラ、である。

しったことか(´・(ェ)・`)クマー