リスペクト山本翁

山本周五郎翁の著作は、中学校時代から親しんでいた。

姉のおさがりの新潮文庫を乱読し、

欠けている作品は自分の小遣いで買ったww

 

幕府時代の侍の話や、活き活きした女性たちの話、

冷や飯食いの次男坊のはなし、仇討の話、~etc

今読んでも面白過ぎるww

 

現代(その頃の)の話も、大好きである。

青べか物語、季節のない街、などなど・・

山口瞳さんの随筆で、

青べか物語の舞台、浦安の、亡くなられた山本翁の

お住まいを訪ねたものがあった。

置いてあった葡萄酒を呑んでみて、

「封を切って時間が経ち過ぎた葡萄酒は、うまくなかった」という

最後の文章をまだ覚えている。瞳さんも俺は大好きである。

 

反骨の人、好き嫌いがはっきりとしている方、

(一寸ニュアンスは違うかもしれないが)実に粋なかただったと思う。

「一生、市井の人間でありたい」という山本翁は、ヒップスターだ。

 

享年、満63歳、今の大月市のお生まれ。

私は翁の享年より、もう4年もオーバードライブしている・・・・

 

まー、オツリで生きる人生も悪くないかww (*´∇`*)