少佐を偲んで。

この頃、二次曲線的に、日本政府の行動が気に触りまくっている。

そして、草薙少佐の現実的な、この言葉がいつも頭に浮かぶ。

 

世の中に不満があるなら自分を変えろ
それが嫌なら、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ

 

テロリストに対しての、少佐の一言。少佐は、軍、そして公安9課がホームグラウンドの、政府サイドの人間である。

彼女が、この言葉を、心から言っているとは俺は思わない。政府サイドに居るからこそ、政府というものが如何にクソなものであるかを彼女は知っている。

この言葉は、彼女が自分に言い聞かせている言葉のように思えてならない。

 

お上に反抗するには、大変なエネルギーと知恵、現実的な「力」が必要である。それがないものは、少佐の言うように、

耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ」

 

少佐は正しい。

かっての学生運動は、計算ずくの大人達に踊らされた世間知らずのガキのムーブメントに過ぎなかった。これから日本に内戦が起こるとしたら、国の方向性を決める、現実的で、シビアなものになるのではないだろうか?

 

そんな気がする。