中也は超モテたそうだが・・2022/10/1

ふと、思い出した大昔のエピソードを覚書として記す。

 

小学校時代、学校行事で登山、キャンプに行った。

福島県安達太良山。結構歩いた。

 

皆でキャンプの炊事をして、後片づけをして、サイトを清掃・・

炊事場の流しから、野菜くずやごはん、その他いろいろが流れて、

樋のような部分にドロドロに溜まっていた。

 

担任の本田先生が、俺の顔を見て一言、

「おい、ここ、きれいにしとけ」ニヤッ・・・

「え、でもここドロドロじゃないですか、キモチわるい」

「んなもん、手でガッとつかんで捨てりゃいいww」

 

んで、思い切って素手でドロドロを握って、全部綺麗にした。

 

勿論当時は、チェリー・ボーイww、進学校だったんで「イイコちゃん」でしたww

この事をきっかけに、俺は変われた。

汚い事、汚いモノを、素手で、ベロで、躰で触ったって、全く平気になっていった。

 

手は洗えばいい、匂いは落とせばいい、体に染みついた汚れは洗い流せばいい、

ということを、本田先生に教えられた。

(当時、潔癖症っぽくて、一日に何十回も手を洗ってたりした時の事であるww)

 

気にすべき汚れは「心の汚れ」ただひとつ、だと今は分かっている。

本田先生は、恩人である。

 

素晴しい師であった。(´・(ェ)・`)クマー

 

 

P.S.汚れちまった悲しみに・・・は、センチメンタル過ぎると思うが、  好きな詩だ。中也のいう「死ぬときは全てを感じ取れる人間になっていたい」(だっけか?)も、激しく同意である。