2021/06/05
肉親の死をはじめて経験したのは、父の時だった。
学徒出陣から帝国海軍中尉、終戦後プレス、ラジオ業界黎明期を生き抜いた秀才。
父の告別式前の夜、私と義兄が、夜、線香を絶やさず父を送った。
深夜、仮眠した時、父が夢に現れ、会話をした。
覚えているのは、父がゴルフバッグを肩に掛け、
「悪かった脚も直っているし、さーこれからはガンガン、ゴルフしまくるぞ!、
じゃあな!」
って、明るく元気よく歩き去った事。嬉しかった。
・・・父は晩年、若い頃の野球好きだった影響か、椎間板ヘルニアを患い、
歩くのが辛くなり、好きな自動車運転も見送り(免許を返納した)、
家で過ごす事がほとんどになっていた。
晩年は、好きなゴルフも出来なかったので、思う存分楽しんでほしいと思った。
夢枕というものが、本当に有るのだと、その時私は知った。
父、そして、母の魂よ、どうか平穏にお休み下さい。
長い間お疲れさまでした!、そして有難うございました。
・・・・と、なぜか今夜思う。