SPYDERCOは、Serrationの夢を見るか?

SPYDERCOは、我が日本と、大変縁の深いファクトリー・メーカーです。

関市、G-SAKAIさん無しで彼のメーカーのKNIFEの事を語ることは出来ません。

VG-10などを、「これでもかっ!」というほど鋭くシャープなブレードにして、

G-SAKAIはSPYDERCOにOEMされていらっしゃる。

日本の、「関市」は、世界基準のブレードの聖地です。

 

前置きはさておき・・俺は、SPYDERCOのSerrationが大好きです。

・・切れます。情け容赦なく切れる。

日常でのSerration(セレーション)、波刃というと、

安ステーキの筋をぶっつんぶっつん切る、

ステーキナイフを想像されるかもしれませんが、ところがどっこい、

日常でも、日常以外でもセレーションは大活躍しています。

頑丈なロープの切断、網や衣服など、繊維系の切断、などなど。

登山をされる方や、フィッシングをされる方には馴染みかも。

 

 

SPYDERCO  「Civilian(民間人)」Serrationモデル、VG-10、G10ハンドル

 

逆S字カーブの薄いブレード。牙を剥き出しているようなセレーション。

見ただけでタダモンでない事が分かると思います。

YES、これはUSで、ロー・エンフォーサー向けに設計されたナイフです。

ロー・エンフォーサーでも特殊な任務の方々、いわゆる「UNDERCOVER」の

方々向けです。格闘訓練を受けていない人間でも、いかに簡単に、

襲ってくる人間を制圧するか、という観点で造られたKNIFEですね。

 

 

このセレイション付のブレードは、衣服を貫通し、人体の脂肪・筋繊維を切れます。

あくまでこのナイフ、基本はロー・エンフォーサー向けです。誤解無き様。

・・・しかし、Civilian(民間人)というのは、ひとひねりした名称で笑えますねww

 

次のセレーションモデルは、普通に広くアレコレ愛用されている人気モデルです。

 

SPYDERCO  「ENDURA(エンデューラ)」Serrationモデル、VG-10、FRNハンドル

 

Civilianと比較すると、おとなしい印象を持ちますが、このブレードも破壊力では

劣りません。セーバーグラインドにセレーションを付けたモデルです。

スライサーとして、フル・フラットグラインドのモデルも人気が有りますが、

イザという時の頑丈さは、このブレードが上ですね。

 

沢山のブレード形状(フル・フラット、ウォーンクリフ、セーバー等々)が出ており、

日常生活でも大活躍しているKNIFEです。

フル・セレーションモデルは、やはりUSでは、

ローエンフォーサーが使用されているようです。

 

 

このKNIFEのセレーションも、切れます。慣れは必要ですが、

ストレート・エッジと同じくスライス出来ますし、

前述した、ストレート・エッジが苦手なものも、切る事が出来ます。

 

砥ぐのは、ストレートの場合のようには砥げません。

SPYDERCOはセレーションのPROですから、関連したシャープナーや砥ぎ用のロッドも

用意されています。必要な方は、ググってみるといいです(すぐ見つかります)。

 

SPYDERCOは、とにかく多種多様で優秀なKNIFE製品群を、

怒涛の様に出すファクトリー・メーカーですww

 

自分の使用用途に合うKNIFEを見つけると、日常生活に輝きが出ます。

KNIFE=CQC、KNIFE=危険、KNIFE=半グレ・・という固定観念は、

オツムの固い(マヌケな、とも言う)ポリさんや官僚にお任せして、

「いかにブレードを、安全に、便利に使うか」、という観点で

我々民間人は考えるべきです。

 

と、説教臭くなったところで、もう寝ます。

ウイークエンドですね。良い週末を! (´∀`)