母雉

家の隣のハラッパに来る母雉を見ていると、

時が止まったように感じる。

 

動かずに、じっと同じ姿勢で、ずーーーっと立ち尽くしている。

時々雄叫びを上げ、羽をバタ付かせる。

油断すると30分位ずっと見ている俺。

 

彼女の時間の流れって、どんななんだろう?って思う。

彼女の寿命は人より短い。

・・もとより「寿命」という観点は無いだろうが。

女の一生は、長いのか短いのか?

「時間」という概念は人が勝手に想定し、勝手に「短い長い」と言っているだけだ。

 

「あれ?体の調子がいつもと違うな・・動かなくなってきた・・なんだろう・・・」

と死を迎えるのか?

 

それが、まっとうな「生」だと、俺は思う。

命を父と母に授けられ、自分なりに生き、自然に死んでゆく。

それが「まっとう」な生だと、俺は思う。

 

・・・なーーーんて事を、彼女を見ていて思った、That's all (´・(ェ)・`)